6月第四週の仕事着 2点目 ~裏表逆!自由な発想で

来週からはフライングして薄物に変えようかと思っている。今週からでも良かったけれど、梅雨寒で、そんな気分でもなくなった。やはりマスクが効いていて、気温は低めでも、暑い。

着物 :  色が暑苦しいか迷ったけれど、生地が薄めで実際に動くと重くないので、帯さえさっぱりさせればいけるかと。これは問屋のマルシバさんのセールで一昨年見つけたもの。最近単衣を着る期間が長いので、単衣にする反物を探していた。仕事用なので、ちょっと濃い目の色、染めの着物という縛りで。本来はこれは裏なのだが、裏の方が渋くて気に入ったので、買うときから裏表逆にしようと思っていた。表はもう少し色が濃く、光沢もあり、もう少し派手。

帯 :  さっぱり 続きを読む

6月第四週の仕事着 ~粋が詰まった昔帯をいただいた!

先週後半の帯と一緒にいただいた帯を使ってみることに。現在90代のご近所さんが購入し、今70代の方が受け継ぎ、さらに私の元へ。この90代のおばあさまが、粋な方で、なんとも「らしい」帯。

着物 : 浅草橋の丸中さんという問屋さんのセールで購入した結城紬。反物が15000円だったので、即決。こういう紺は大好き。主張の強い帯を持ってきても、帯をよく引き立ててくれる。

帯 : 絽の帯。白、黒、灰色の筆で遊んだ線がかっこいい。地色も、いまはなかなか出せない色で、渋さがあっていい。胴正面の上の端が一 続きを読む

6月第三週の仕事着 2点目 ~いただきものに感謝

先週のお茶のお稽古に着た着物と同じもの。実は自分で染めた帯を近所のおばさまにお話ししたら、とっても褒めてくださり、自宅に眠っている帯を整理して、5本も持ってきてくださった。なので、今回はその中から一つを使おうと、帯から選んだ。

着物 :   叔母からのお下がり。お端折りで隠れる部分は白い薄布を継いで、丈を20センチぐらい長くしている。この方法はとってもいいのだけれど、真ん中で切ってしまうので、羽織に仕立て直すことができなくなる。だから別布を当てる前に、羽織や道中着になる生地かどうか。考えてから。こういう夏物は、夏には羽織をあまり着ないので、心おきなくカット。

帯 ご近所の仲良しおばあさまからいただく。単純な大きな柄はすっきりと夏らしい。芯が入らない帯は涼しくていい。

帯揚げは薄い藤色。帯締めもピンクと藤色の重なったもの。

6月第三週の仕事着 〜こちらも自分で染め直した帯

日々、今年で最も暑い日を更新しているような。不安な毎日ですが、楽しくなるように。またしても自分で染め替えた帯を使ってみた。

着物 :  後染めの紬の単衣。こう蒸し暑いと、仕事をして暑くなって、肘から先も汗ばむ。すると襦袢のたもとが腕にくっついて、それが繰り返されるうちに多少崩れてくる。そんな時に柔らかい着物を着ていると、襦袢に釣られやすいのだけれど、紬はさらっと、そんな悩みを感じない。例えば先週後半のような柔らかすぎる縮緬などは、よく響く。月曜から暑いと聞いたので、選んだ。

帯 :  昨年まではクリーム色の帯として何度も紹介してきたが、昨年いろいろ染めた中で、 続きを読む

自粛明け、蒸し暑い日のお茶のお稽古着 ~涼し気に、でも真夏すぎないように

いよいよ気をつけながら、お茶のお稽古が再開。3か月もお休みして、お休み前は炉の点前だったのに、風炉に変わっているなんて。ここ数年は暑いので前倒しして単衣を着ることが多い。それで単衣のお出かけ着を数枚、新たに作ったのに、自粛で着る機会がなかったのだ。新しい着物はそれでも、梅雨の雨の日、そしてお茶のお稽古で粗相をしたらと思うと着られなかった。そこで仕事着の中から。一応マスクを着用してのお点前。ついついマスクを忘れてお菓子やお茶を口元までもっていってしまい、笑いながら楽しいお稽古だった。

着物 : 叔母のおさがり。4人姉妹の一番末の叔母が、くれたもの。3枚ほど夏の着物を持ってきてくれたのがだ、どれも白っぽい地に、赤い柄が少し入っているような、この感じが好きなんだな、とわかりやすい3枚だった。気に入って買ったんだけど、一度も着なかったらしい。丈が足りないので、お端折りで 続きを読む

6月第二週の仕事着 2点目 ~同系色でまとめてみた

木、金と雨の予報だったので、水に濡れると縮んでしまう縮緬は避けたかったけれど、涼しさに負けてこちらに。

着物 : 人形町の問屋さん、マルシバさんのファミリーセールで購入した、縮緬の万筋。赤というか、紅というか、色が気に入った。柄は江戸小紋だけど、お安かったし、値段相応に、そんなに生地がいいわけでもなかったので仕事着用に。ただこの万筋はちょっとした汚れがすごく目立つ! 仕事中は何かがはねてつくことは避けられないので、その点は不向きだった。

帯 : ながもち屋さんの店が人形町にあった頃に購入。リサイクルなので8000円だった。私より母が 続きを読む

6月第二週の仕事着 ~スタッフと同じ色味で

暑い夏になりそうだ。今週末にはお茶のお稽古も再開とのこと。気をつけることが多い日々だけれど、楽しみも大切。

着物 :  楽しい気分で。店のホールのスタッフも、徐々に戻ってもらうので、時間的にも心にも、少し余裕ができた。店のスタッフは渋めのピンクの作務衣なので、今回は私もピンクにした。ピンクと白は明るいが、ほかに、茶、黄土色、カーキといった、くすんだ色が合わせてある格子なので、落ち着いて見える。これもまた、長時間座ると膝が出るし、滑りが悪いので、畳むときに注意しないとヨレてしまう。

帯 :  白のかがり帯。名古屋帯だったものを切って付け帯にしてある。この時期、あまり涼しげな帯も気が早いような感じがするので、 続きを読む

6月第一週の仕事着 2点目 ~自分で染めた夏帯

暑い日が続くので、すっきり見せようと選んだ組み合わせ。なんと帯は自分で染めた!

着物 :  綿の単衣。元々紺の着物は大好きなので、こういうキリリとした色柄は大好物。見た目は涼しいけれど、綿なのでそこまで涼しくないし、長時間座ると膝が出るし、裾捌きは悪い。それでもチャキチャキと元気になれる着物。

帯 :  南青山のアンティークのお着物などを扱っているお店で買い物をした時、「無料でどうぞ」の箱に入っていた名古屋帯をもらってきて、染め直したもの。元はクリームイエローで、シミも結構あった。化繊だし、ただだし、ダメ元で。元の色と混ざるので、綺麗な 続きを読む

6月第一週の仕事着 〜今週から夏の半衿

今週から夏の半衿だし、帯も夏のものに衣替えするはずだったけれど、週末に、近々本格始動する生花教室の練習などをしていたら、時間切れになってしまった。なのでできるだけ色でさわやかに。

着物 :  紬の単衣。浅草橋の丸中さんで、30代の頃にまとめ買いしたものの一つ。さらっとして気持ちが良いので、こういうジメジメしたときにはいい。しかも最近はマスクでかなり暑いので、なるべく着物は涼しく。

帯 :  明るい花でなんとかしようという魂胆。これは布団生地で母が縫ってくれた付け帯。考えてみたら、こんなこともあろうかと、出しっぱなしの夏帯があったはずで、 続きを読む